2/7 高柳商店街 おく宗でお店ゼミ「簡単男の着付け講座」を開催しました。
本日お越しいただいた受講生の方は、年に1度だけ地元のお祭りで男性着物をお召しになるそうです。
いつもは自分で着物を着ることができず、着せてもらってるのですが、役員になられた事がきっかけとなり、自分で着られるようになりたいと思い受講されたとのことでした。
お店ゼミでは講義を進める中、色々なお話を伺うことができるので、その人その人の歴史や想い、背景を知って感動することがあります。
今回の受講生の方は、伯母様にお仕立て頂いたお着物がタンスに眠ったままで、着てみようにも畳み方も分からないので触ることも躊躇されていたようです。
しかし、襦袢、着物の着方と角帯の結び方を少し汗をかくほど真剣にマスターされ、襦袢と着物の畳み方の違いも今回のお店ゼミでよく分かりましたと大満足いただけました。
これを機会に伯母様にお仕立て頂いたお着物をタンスから出してみて、ご自宅でも練習をしたいとおっしゃられてました。
そして最後に、伯母様から当時に言われた事を私に教えて下さりました。
「男の着物を着て会合に出かけられるような大人になりなさい。だから私はあなたに着物を仕立ててあげるの」
素敵なお話ですよね。良いご縁をいただきました。心温まる話をありがとうございました。